電通の件考察 「辞めればいいんだ」という概念さえ存在しない状況あり

こんにちは。ケイリエール下中です。

電通の新入社員だった方が、自ら命を絶ったということ、
残念で可愛そうで、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
何か、防ぐ方法はなかったのかと、本当に残念です。

このニュースを巡っては、いろいろな意見感想があります。

それぐらいで、というものや、辞めればよかったじゃん、
という話について考えてみました。

先に「辞めればよかったじゃん」という話。

彼女の状況を想像すると、
労働時間だけの問題ではなく、
パワハラ的なものがあったのだろうと予想されます。

が、それよりも何よりも、
「辞めればいいんだ」という選択肢は思い浮かばない状況だったのではと思います。
ひとつは先のパワハラ的な問題により、
辞めてしまうということは上司にとって汚点ということで、
その選択肢は与えなかったということもありますが、
おそらく、メンタル不調があり、
思考力は著しく落ちていたかと思います。

私も某せっぱつまった状況にいたとき、
たまたま話の通じそうな?方に出会って「辛い」と話したところ、
「辞めればいいじゃない」と言われ、
それで初めて、「あ~、辞めればいいんだ」と思うことができた、
というか、「そんな考えがあったんだ!」と思った、
という経験があります。

こういうブラック(?)であったり、実はDV環境などでも、
こんな状況は起こりうることなので、
なぜ辞めなかったのか、というのは軽軽には言えないことかと思います。

そして・・・それぐらいというのは、
残業時間が、よくあることでは、ということですね。
私は昔、勝手に長時間働く社員だったので(逆ブラック社員とか?)
考えてみると、単純に朝早くから夜そこそこまで働いてたまに休日出ると、
時間外100時間はあっという間に超えます。よくないんですけど。
でも同じ100時間であっても、状況でずいぶん違いますね。

そして、長時間労働に対しては、
よくある的に考える方も多いようですが、
身体(心身)に影響を及ぼしている方は多いですし、
根本的に(構造的に)考え方を変えないといけない問題も含まれています。

鬼なんとかも報道されましたが、もちろん遺訓ですとのことですが・・・
会社の考え方もあるでしょう。

無理をしなければならないときもありますが、
充実した仕事をして、安全に健康に過ごせるように尽くさねば。

重く複雑な問題でなかなか提案もありませんが・・・
これぐらいで失礼いたします。

ではまた。

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2016年11月号【目次】

01:平成28年分の年末調整に向けて
02:平成28年度の地域別最低賃金の改定状況
03:マタハラの防止措置を事業主に義務付け②