統一球変更情報隠蔽。責任の構造は?

こんにちは。
せっかくかなり豪華なうなぎを食したのに、
まさかの携帯充電切れで写真が取れなかった、
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。

 

先日、
プロ野球の統一球が変更されていたけれど隠蔽?されていた、
ということがわかり、何かと問題になりました。

何かと、というのは、
問題が二重三重にへんな問題がある、と思うからです。

変更したこと、
メーカーに黙っといてね、といってたこと、
コミッショナーは知らなかった(と主張している)こと・・・

他にもいろいろありそうですが。(>_<)

それにしても、
統一球の変更、
規定の範囲内で変えたわけですし理由もあったのですから、
きっちりと公開してもよかったはずです。

だいたい隠蔽(笑)するなんて、
プロ野球の機構なのに、
プロ野球の選手(その他関係者)をナメてます。

プロ野球機構自体も微妙な団体ですが、
柔道や大相撲で、
その道の方以外の役員等を入れないから問題が、
と言われてますが、
プロ野球ではなんだか反対ですね。

その微妙なところのコミッショナーは会見を開き、
私の責任です、でも知らなかったもんね~、
という発言をされてました。

責任があると言っているとはいえ、
「知らなかった」でいられるというのも妙な気がします。

野球をやったことがなかったとしても、
プロ野球の機構のエライ人であれば、
疑問を持ったりプロに聞いたり調べさせたりという、
能力というか判断力というか・・・
そういうチカラを持っていないのはよろしくないですね。

ちょっと経理部門の経験ですが、
お互いに、とか、上司が「チェックする」という場面があります。

元の担当者が注意してやるのはもちろんなのですが、
絶対にミスしないということはありえないので、
チェックは大切です。
実際、チェックしたのにミスが発見できなかった場合は、
基本的にはチェックした人のミスということになります。
チェックにはそれなりのチカラが必要なのです。

自慢ですが、(笑)
わたくしは相当ミスが少なかったので、(笑笑)
特にわたくしより後に入ってきた人は、
チェックをいやがったり、
しなくてもいいんじゃない?!
という雰囲気になったりしましたが、

わたくしは、
「ミスがあるという前提でしっかりチェックしてね」
と言い、
「わたしのミスを発見したら嬉しいでしょ?!」
とかも言ってました。

いつもあまりミスをしない人が、
自分もまわりも慣れてしまって、
たまにミスがあって、またそのミスの発見が遅れて、
大ごとになってしまうこともあるのです。

また、
ミスをしても、頭ごなしに怒るのはよろしくありません。
(何度もミスするのはまた別の指導法が必要ですが。)
ミスを恐れてこじんまりの仕事しかしなくなったり、
あるいは・・・ミスを隠そうとするようになったりします。

チェックする方としては、
ミスの可能性のあるところを予測できるようになっていく、
ということも、
指導や訓練によって培っていくことが必要ですね。

ミスの可能性を予測する、
というチカラをつけるということは、
このような伝票チェックの間違いを発見するだけでなく、
大きな・・・
情報の漏えいであったり、
金銭的な不正であったり・・・
張本人の責任はもちろんありますが、
そのような不祥事が起こらないシステムにしていくことと、
周りや上長は、いろいろなアンテナをはって、
気付いたりチェックする能力を鍛えていかなければならないと思います。

ちなみに、
何かおかしいな?と思うことを上長に報告したり、
上長には部下が何かしでかしたときには責任がある、
ということは、
就業規則等にも定めておいてくださいね。

確かに、プロ野球選手ですから、
だんだんと慣れてきて新しい球にも適応していく、
という可能性は大いにあると思いますが、
変わったのではないか、という声は、
現場や関係者だけでなく、ファンからも多くあったようです。

それなのに、コミッショナーが、
微塵も思わなかった、というのは、やはり・・・
責任者としてのチカラの不足なのではないでしょうかね。

再ちなみに、
土用の丑の日は「7月22日」だそうです。
(二の丑は2013年8月3日とのことです。)
こういう時期に、うなぎをおいしくいただけるのも、
平賀源内さんのアイディア、というか、
戦略(陰謀?)のおかげですね。(爆)

ではではまた~。

 

アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子