エスカレーター歩くな啓蒙進まず・・・変化への対応は。

こんにちは。
エスカレーターの1歩目を躊躇して、
後ろから来る夫にぶつかられることがよくある、
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。

 

わたくしは、エスカレーターはトラウマがあります。
乗ることができなくなる前日に、
エスカレーターで転んだからです。

わたくしが4歳のころ、
祖母と二人、今思えば叔母の住む横浜に来ていて、
百貨店で、祖母としっかりと手をつないでいたのですが、
エスカレーターの次の階に進む踊り場のようなところで、
よく言えば好奇心旺盛のわたくしがよそ見をして、
祖母がそれに気付かずに普通に進んでエスカレーターに乗り、
出遅れたわたくしが乗った瞬間ぐらいに、
祖母の手を引っ張った形になってしまい、
二人ともエスカレーター上で転んでしまったのです。

おそらく祖母の方が上から落ちたので大変だったのですが、
わたくしは怪我もなく、転んだ瞬間はまったく覚えていません。
にもかかわらず・・・
その後、長い間、エスカレーターには怖くて乗れませんでした。
乗れるようになったのはたぶん、大学生になってからです。
15年もかかったんですね。

で、今でもやっぱり怖いので・・・
乗るタイミングが遅れることがあって、
迷惑をかけたりするわけです。

エスカレーターってけっこう怖いですよね。
わたくしの場合は基本、不注意ですが、^^ゞ
機械自体の故障などもあるし、
乗り方でぶつかったり、障害物のようなものがあったり。
「手すりをお持ちください」と書いてありますが、
先日は、その手すりが破損していて怪我をされた方が出たり。

最近では、片側をあけておいて急ぎの方を通す、という、
ある意味慣習のようなことが、
実は危ないのです、ということで問題にもなっています。

右をあけるか左をあけるか、関東と関西で違ったりしますが、
(それもぶつかりの原因になったりするんですけど。)
昔はあきらかに(関西ですけど)、
「お急ぎの方のために片側をおあけください」
というようなアナウンスをしていました。

今ごろになって、
実は「そういうことに耐えられる設計にはなっていない」
と言われましても・・・
という感じがしますが、
危ないのは確かなので、
習慣を覆すのは難しいですし、
構造上の問題で選択肢がないこともあるでしょうが、
(ほんとは階段と併用にするとかエレベーターを増やしてほしいです)
何かうまい啓蒙をしてほしいものです。

というわたくしも、エスカレーター駆け下りはやってしまいますし、
あけてくれてない方はぶつかったりして危ないので、
ぜひあけてほしいな、と思ってしまうのが辛いところです。

会社でも、安全配慮義務というのは大きな責任です。
もちろん、安全というだけでなく、
常識とか、習慣、慣習になっていることや、
暗黙の了解、というのはほんとに怖いです。
一度しっかりとルールを文章化して、
共通のルールにしていっていただくよう・・・お願いいたします。
文章化すると、風通しもよくなったりしますよ。

そしてエスカレーターではないですが、
世のルールが変わって、会社のルールも変える必要があると、
日頃からアナウンス方法が出来ているほうが伝わりやすいですね。

実例もあるのですが、ちょっと文章化できないので、
今度「飲み」の時にそっとお話しましょう。

ではではまた~。

 

アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子