公務員ランナー川内選手優勝。副業ではないけど?

こんにちは。
先日の寒さ(寒の戻り?)の時には、
既に冬っぽい服がなかったので・・・
友達に薄手ショールぐるぐる巻きを手伝ってもらい、
「まるで介護みたいだわ」と言われてしまった、
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。

 

寒さといったら・・・
21日に行われた「長野マラソン」で、
公務員ランナーとしてお馴染みの、
川内優輝選手が優勝したそうです。

ニュースを詳しく見たら、
その日はスタートが朝8:40だったそうですが、
気温が0.4度だったそうです。(>_<)
しかも雪。

確かにマラソンは冬のスポーツっぽいですが、
暖かくなってきたと思ったのに急に冷え込んだので、
やはり勝手が違うんでしょうね。

川内選手は、試合を練習の一環として出場している、
ようなところがありますね。
よく、「練習は本番のように、本番は練習のように!」
と言ったりしますが、
いつもマイペースな感じがします。

でも、そこはやはりあれだけの選手、
実業団の選手には負けたくない、とか、
指導者のもとに着く気はない、とか・・・
思ったより反骨精神をお持ちのようです。

彼は、埼玉県庁の職員で、
定時制高校で事務をしているそうですが、
有給休暇を使って試合に出ることもあるそうです。
遠征しているときもありますが・・・
あれだけの実績を残してきたら、
職場も(いろんな意味で)認めざるを得ないでしょう。
この4月には異動の可能性もあったらしいですが、
今回は無事に、そのまま異動なしだったようですね。

スポーツ選手を抱える会社は多くありますが、
大抵は、その選手自体が「宣伝広告」であり、
活躍してくれたら、相当のメリットがあります。
しかしそこはやはり、元が体力のある会社でないと難しいでしょうね。

そんなときに思い浮かぶのは・・・
会社で副業を認めるかどうか、という話。

川内選手の場合は副業というわけではないですし、
アマチュアだし公務員だし一緒に並べるのもなんですが、

一般の会社では、副業禁止を規定しているところが多いと思います。
(副業禁止の規定には、自営や、収入がなくても禁止の場合もあります。)
仮に、争った場合、
プライベートの時間に何をしようが勝手、ということで、
会社が負けることが多くあります。
しかし、会社の就業時間以外を使っていたとしても、
会社の業務に支障をきたしたり(寝不足や疲労など)、
競合や機密の問題が起こった後では取り返しがつきません。

完全に禁止することはできない可能性もありますが、
規定しておくことで抑止力にはなります。
通常は、「会社の許可なく、副業(等)をしてはならない」
という決め方が多いと思います。
もしも副業が発覚したら、あるいは許可を求めてきたら・・・
その理由や将来の展望など、
よく話し合うことが大切ですね。

リーマンショックなどの後は、副業を認めようという空気にもなりました。
もちろん、会社が給料を保証できない事態であれば、
また別の話ですが、

こちらがあくまで本業であり、本業に支障をきたさないこと、
二の次の考えられていたら・・・
あとは社長様の判断でよいと思います。
もちろん話し合ってくださいね。

それにしても川内選手、
思ったよりも?成績を残しています。
これからもその走り、見守りたいと思います。
頑張れ~!!

ではではまた~。

 

アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子