No.83 「均衡待遇・正社員化推進奨励金」も25年3月31日で終了(新制度へ) [2013.02.14]

こんにちは。下中です。
本日も「ひばり人事労務コラム」
おいでいただきありがとうございます。

今回も、助成金についてお伝えします。
政権交代や年度替わりで、変更や廃止などがありますので、
どうぞ情報にご注意くださいませ。

本日は、「均衡待遇・正社員化推進奨励金」についてです。
パートタイム労働者や有期契約の従業員について、
正社員と共通の処遇制度や
正社員に転換する制度を実施した事業主に支給する助成金、
「均衡待遇・正社員化推進奨励金」がありますが、
この奨励金が、3月31日で廃止されます。

★4月以降は、
企業内での非正規労働者のキャリアアップを促進する、
新しい助成制度に移行する予定です。
「均衡待遇・正社員化推進奨励金」については、
下記のいずれかの制度を、
労働協約、就業規則(全ての事業所)に定め、
3月31日までに適用(※)した場合は、
4月1日以降も奨励金の申請ができます。

<※「均衡待遇・正社員化推進奨励金の制度を適用する」とは、
以下の(1)から(5)までのいずれかの取り組みを指します>

(1)正社員転換制度:
対象となる労働者を正社員に転換

(2)共通処遇制度:
正社員と対象労働者を共通の処遇制度により格付け

(3)共通教育訓練制度:
正社員と共通のカリキュラムで延べ10人以上
(大企業は延べ30人以上)
の対象労働者1人につき6時間以上教育訓練を実施

(4)短時間正社員制度:
対象労働者に短時間正社員制度を適用

(5)健康診断制度:対象労働者延べ4人以上に健康診断を実施
該当している可能性が高いけれど、
導入していない会社様も多くあります。

技術を持って仕事をされるような業種であれば、
かなり可能性が高いです。
また健康診断も、パートさんは義務ではありませんが、
受けさせるよう努力する必要がありますので、
こちらの制度もどうぞご確認ください。

該当するかどうか等、お気軽にお問合せください。
本日も、「ひばり人事労務コラム」
お読みいただきありがとうございました。