「定額残業代」は残業時間を把握しなくてよいか?

こんにちは。
午前中に連絡事項が立て込んでランチ時間がズレて、
カフェでサンドとかいろいろ頼んだら
1370円も使ってしまった(!)
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。

 

昨日、お友達と約8か月ぶりぐらいにお会いしました。
彼女、Mさん(今年の新卒で会社員)とは、
下手すると親子ぐらいの年齢差があるのですが・・・
とてもお話が弾みました。

広告系のお仕事なので、
今後お世話になる可能性が高いです。

話の最後に、ちょっと「定額残業代」の話が出て、
Mさんの会社では、
「定額残業代」の運用は、まあまあ機能して、
管理もできているようでした。

ここではあまり深く突っ込みません。(笑)

せっかくなので、
残業対策に重要となる「定額残業代」についてお話いたします。
もとが、「残業代」問題を発端に社労士開業しておりますので、
重要なテーマと考えております。
ホームページ「ひばり人労務コラム」と同記事です。

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『定額残業代』とは、
基本給とは別に毎月一定の金額を残業代として支払うものです。
この制度をうまく利用できていれば、
長く働くことで給料が増えるという労使双方の弊害を防ぎ、
従業員が、労働時間を短くすることに神経を向けますので、
効率的に働くことが期待できます。

しかし、定額残業代を設定するときには注意が必要です。
「定額残業代を支払っていれば労働時間を計算する必要はない」
「定額残業代を支払っていればそれ以上に残業代を支払うことはない」
等の考え方は、間違っていることになります。

賃金(基本給や手当)に含まれる残業代を明確にし、
それが何時間分の割増賃金にあたるのかを
明示しなければなりませんし、
実際の残業が、賃金に含まれる時間を超える場合は、
その差額を支払うことも必要です。

入社した時、またそもそも創業した時の賃金設定の時、
この制度を最初から使用していれば、
さほど大きな問題は起こりません。
(もちろん、明示すること、差額が出た場合は支払うこと、
そして労働・残業時間を管理すること等が必要です。)

しかし、今まで残業代が多かったために、
それを抑制しようとして「定額残業代」を導入し、
問題が起こった例は多くあります。

定額残業代の金額が低めに設定され、
「残業代をきちんと計算してみたら不足していた」
という事がよく起こっています。

従業員にとっては、不利益変更となる場合が多いので、
きちんと説明をして、同意を得ることが必要です。

また、「残業代」の抑制という観点だけではなく、
従業員の健康のためにも、
「残業時間」そのものの削減に努める必要があります。
そのような手立ても合わせて実施するようにしましょう。
こちらもおいおいお伝えいたします。

なお、定額残業代の金額が低すぎ、
労働時間を管理していなかったために不払いが生じる、
といった問題が起こることも多いですが、
定額残業代の金額を大きくし過ぎることも問題となります。
また、関連して、定額残業代を設定するときには、
基本給が最低賃金を上回っているかもチェックが必要です。

もうひとつ、
年俸制には残業手当はいらないと思っている方も多いようですが、
そのようなことはありません。
月給を固定額とするなら、上記と同様に、
残業代の金額と何時間分含まれているかを明記することが必要です。

便利な制度だと安易に考えていると、
痛い目に合うことも多い制度です。
しかし、うまく運用できればメリット多くあります。
導入をお考えの場合はぜひ専門家にご相談され、
正しく、前向きに運用なさってください。

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さてさて今日の宴会(笑)は東京ビッグサイト。
大崎から「りんかい線」が一番効率がよさそうなのですが、
目的地との距離と、乗り換えの“慣れ”など考えて、
新橋から「ゆりかもめ」で行くことにします。
実は「ゆりかもめ」からの景色は癒されますから。

ではではまた~。

 

アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子

「とりあえずビール(とりビー)」はパワハラなのか?!

こんにちは。
懇親会のブッフェにて、サーモンと赤ワインを取ってきてしまって、
合わなくて失敗した、ので白ワインを取り直した、
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。

 

昨日の宴会ブッフェには、お肉も少々あったのですが、
どちらかというと魚介のお料理が多かったです。
好きなもののところには「肉・赤ワイン」
と書いているのですが・・・
やっぱり赤ワインは合う合わないがありますね。
白ワインは料理を選ばないので最近とみにお気に入りです。

最近は懇親会続きで、
普段にも増して(?)飲んでいるのですが、
12月はどうしても宴会系は多くなりますね。

12月→忘年会ということで、
ちょっと・・・だいぶ昔の話を思い出したので、
今日はその辺のお話を。

もうかれこれ、15年ぐらい昔になりますか・・・
会社で人事のお仕事をしていたころ、
部署(管理部門)の忘年会がありました。
全体の人数は12人ぐらいでしたか・・・
人事担当は、簡単に言うと部長と私、
(大きくいうと「総務部」で、もっと人数はいましたが)
私がその部長に一番近い人間でした。

で、宴会場(居酒屋)に着くや否や、
部長、
「とりあえず全員、ビ~ル!!」

その時、「え~。」と言った女性が約2名。
1人はほんとにお酒の飲めないAさん、
もう1人は、少しは飲めるけどビールはあんまり、というBさん。

ちなみに、私は、ビールは飲めないことはないけど苦手、
という感じですかね。

部長はちょっとそこで文句いうと面倒な方なので、(笑)
「まあまあ、乾杯はいいじゃない。」
と、とりあえずその場をおさめました。

そうして運ばれてきた「生ビール中ジョッキ12杯」

そこで再び・・・
Aさん、驚いて声も出ない雰囲気。
が、Bさんは・・・
B「え゛~。なんでこんなの出てくるの~(怒)!!」
私「もう・・・さっきはいいって言ったでしょう?!」
B「だって、瓶ビールならちょっと、と思ったけど
こ~んなの出てくるなんて思ってなかったっ。(爆怒)!」

あ~、もう部長は乾杯の音頭の態勢に入っている・・・

そこで私の取った行動(言動)とは・・・



「もう。そのビール乾杯したら私が飲んであげるからっ。(怒)」

そうして、乾杯のあと、
Bさんいちおう、
「ほんとにいいですか?」と聞いてましたが、
私の目の前には「生ビール中ジョッキ」が3杯。

なんだかいろんなことに怒りつつ、
あまりしゃべることもなく、
苦手な生ビールを中ジョッキ3杯・・・飲みました。(;_:)
ほんとはもう1杯ぐらい、好きな飲み物を飲みたかったけど、
3杯飲んだら限界でした。

それにしても・・・あの時、誰も、
「全部飲まなくてもいいんじゃない?」
とか、
「飲んであげるよ」
なんて言ってくれる人はいなかったな~。
ま、若い女の子たちにとっては、
自分がちょっと口を付けたものを、
そのあと男性に飲まれるのは嫌だろうということも思ったので、
私としてはこれができることの精一杯でしたね。

今だったら生ビール3杯は飲めないし、
(ワインなら1本ぐらいは飲めるけど)
最近の、特に会社の宴会で「とりビー」はあまりないでしょうね。
(ないといいなあ。全員納得ならもちろんオッケー。)

次の日、部長はまだご機嫌悪く、
「とりあえずの乾杯じゃないか・・・」と仰せでしたが、
私は、
お酒が飲めない人がお酒を出されたらどんなに怖い思いをするか、
などなど、
とくとくと、説得(?)いたしました。(^^)

それ以降の宴会では(そうそうありませんでしたが)、
部長を無視し、他の方とも協力できて、
Aさんには最初から「ウーロン茶」が自動的に与えられ、
(本人の希望)
Bさんは役得で、好きなカクテルを頼んでましたね。(笑)
(自分はどうしてたか・・・記憶がないです。)

最近私が出席させていただく懇親会などでは、
「ビール以外の人~。」と聞いてくれることがほとんどですね。
ブッフェでも、
瓶ビールとウーロン茶とオレンジジュースあたりが
準備されることが多いです。
もちろんこれは、上下関係(?)のない集まりだから、
というのも大きいかもしれません。

ちなみに、瓶ビールって、
なんとなく・・・お酌をしたりしなかったり微妙な感じになって、
セクハラやパワハラの原因にもなりかねないので・・・
職場の宴会では「生ビール」がおススメです。(爆)

今日の宴会(?)は大手町。
その前は、かれこれ8か月も前に出会った方と昨日偶然に連絡が取れ、
本日の予定がぴたっとはまったのでにお会いします。
品川オフィス、の近くのカフェで。^^ゞ
とっても楽しみです。

ではではまた~。

 

アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子