こんにちは。
居酒屋の飲み放題の赤ワインがなかなかうまかったので、
つい調子にのって次の日(本日?)ちょっと頭が痛い・・・
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。
1週間で、熱中症で搬送された方が、
なんと1万人を超えたそうです。
亡くなられた方も16人いらっしゃるとのこと。
ほんとうに残念なことです。
今年になっては80人以上の方が命を落とされたそうです。
私は鹿児島の出身で、高校まで過ごしましたが、
今のような気温は記憶がなく、
せいぜい32度とか・・・それぐらいだったと思います。
その後、京都に移り住んで、
ただでさえ暑くて寒いのですが、
だんだん温暖化か叫ばれるようになりました。
平年に比べて15日?も早く梅雨明けして、
この時期が最も熱中症が多いそうです。
それにしても、
今年の最初の頃の熱中症のニュースで、
ちょっと驚いたことがありました。
「体育祭」をやっていて、生徒が何人も搬送されたようです。
体育祭って。
普通は5月とか10月ですよね?
実施したのが、平年なら梅雨時期というのも微妙ですが、
この時期が適切だったのでしょうか・・・
確かにこの時期に盛んなスポーツもあり、
楽しみにもしていますが、
まがりなりにも普段、鍛えている方々です、
(だから大丈夫だとはいえないと思いますが)
体育祭ともなると、ふつ~の生徒さんが対象であり、
熱中症がどういうものなのか、
まだまだ理解が得られていないのか、とも思います。
病気には、
防ぎようのないものもあると思いますが、
防げるものもあります。
風邪を引いた、ということで、
会社を休んだ時、
「風邪ひいたら仕方ないよね~」と思われる方も多いと思います。
が、ほんとに「仕方ない」のでしょうか???
わたくしはいつも、
「『風邪を引いたら仕方ない』ということはありません」
と言っています。
派遣社員のときでも一般社員に説教してました。(笑)
風邪を引いた時、
「昨日は寒かったからね~」
という話だったら、
寒かったのは、その風邪を引いた本人だけなのでしょうか?
ほんとに不可抗力の場合はあると思いますが・・・
日頃から意識があれば、防げる病気もあるのではないでしょうか。
不可抗力のものは置いといて、
特に、当日に突然、休むというのはいろいろな面で影響があります。
従業員も、自分が健康管理の責任があるということを、
徹底しておくことが大切です。
会社では、健康診断を受けさせる義務があります。
これは、従業員にも、その義務があり、
健康診断を受けるだけでなく、自身を管理する責任があります。
適切に啓蒙していくことが大事です。
実は・・・
何年か経ちますが、知人が、心筋梗塞で倒れ、
命を落としました。
その時に、もう少し早く医者の処置を受けていれば、
助かった可能性もあったと聞きました。
その時、救急車がなかなか来ず、
それは熱中症の方が集中したためだったそうです。
過去の出来事に「もしも」はありませんが、
熱中症で運ばれた方々のうちのほんの一部の方が、
本来ならできるはずだった予防策ができていたとしたら・・・
悔やんでも悔やみきれません。
熱中症は、命にもかかわるものです。
本人が管理するのはもちろんのこと、
会社などで、理解なく予防できない状態に置くことがないよう、
いわゆる「上の方」は、よくよく理解しておいてほしいです。
ではではまた~。
アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子