「女性手帳」導入? 女一人じゃ無理だけど?

こんにちは。
グリーンキウイ9個セットより、
イエローキウィ7個セットの方が100円も高くて、
どんな味なのか試してみたいけどちょっと勇気が出ない、
東京港区の社会保険労務士 下中理栄子です。
イエローの方が甘いらしいのですが。^^

 

政府が、「女性手帳」(仮称)なるものの導入を検討している、
らしいです。
女性手帳とは、
「女性を対象に10代から身体のメカニズムや将来設計について啓発する」
ためのもののようです。
「医学的に30代前半までの妊娠・出産が望ましいことなどを周知し
「晩婚・晩産」に歯止めをかける狙い」
だとか。

まあ確かに・・・
医学的に、適した年齢はあるでしょう。
でもね。でもね。
なんだかおかしくないですか?

ニュース記事からの抜粋ばかりですが、

「女性手帳では、30歳半ばまでの妊娠・出産を推奨し、
結 婚や出産を人生設計の中に組み込む重要性を指摘する。」

そのあとにはいちおう、
「ただ、個人の選択もあるため、啓発レベルにとどめる。」
と付いている。

あまり・・・お品のよろしくない話をします。
私はある時期、真剣に考えてたことがあります。
「ダンナはいらないけど子供は欲しい。」

30代のはじめだったでしょうか。

そのためには、
働けない時期ができるのでそれ相応の貯金が必要で、
そのあとすぐに仕事が再開できて、
なおかつその後も生計を維持できる実力が必要、
という現実に、諦めました。

いやいや、お金があればできるのかということではなくて・・・

やっぱりいくら30歳で子供が欲しい、と計画立てていても、
人生そうそううまくはいかないでしょう。

私も昔は25歳で結婚する予定でいました。(笑)
子供の頃はそりゃあ、
何歳で結婚して~、何歳で一人目の子供で~、
なんて計画を立てたりしますね。

医学的見地とはいえ、
知ってた方がいいこととはいえ、
教えることや、対象が、偏ってるのではないでしょうか。

子供は社会のものだと思います。
女性が、自分のプランを立てれば、少子化は防げるのでしょうか?
40代になって急に子供が欲しくなって金(税金)かかると困るな、
ぐらいにしか思ってないところもありそうです。

人事などをやっていると、
いろいろと人生のイベントに遭遇します。
確かに、もっとプランを立てとけよ~、と思う場合もあります。
が、プランを立てるべきところはそこじゃない。
この間のブログで、
ライフプランやキャリアプランの話をしましたが、
複線にしたり、臨機応変や方向転換にも動じないことも含めて、
考える人は考えているでしょうし、
どうやら考えている人に対して、
間違っていると言っているかのようです。

なんだかムカつきすぎて、
何をどう説明すればよいのかわからないのですが、
いろんな選択をしてもいいし、
女性手帳を考える人たちが当たり前だと思う枠に入らない人を、
今でも(女性でも)責めるような風潮があるのに、
わざわざ政府がそこでしょうか、と思うのですが。

学校で指導をしていないから、との記事文書もありましたが、
私は保健の授業で、
「医学的には『25歳までに第1子』と言われている」と
教えてもらいました。
医学的というならば、
全員に知識として教えてもいいと思います。

ほんとに感想でした。

ではではまた~。

 

アロドラ人事労務サポートオフィス 下中 理栄子